こんにちは、35歳のモモです。
前回の、「夫婦カウンセラーで問題解決できる?その1」の続きです。
前回私は、夫から離婚したいと言われ、不倫されていた事実が発覚した後、夫との関係を再構築するためにすがる思いで夫婦カウンセラーに相談したときのことをお話ししました。
今回は、カウンセラーとの1回目の面談を終え、アドバイスをもらったことを実践したのちの2回目以降の面談あたりからの話になります。
1回目のカウンセラーとの面談のときは、夫から離婚したいと言われ、不倫している事実が発覚してから2週間後程度で、親や、友人などの近しい人には誰にも相談できず、夫のことを考えるだけでも泣いてしまうほどに情緒が不安定な状況でした。
2回目の面談は1回目からさらに2週間後を予約しました。
今度は90分です。
2回目の面談をするころには、夫が離婚を言い出したときからは1ヶ月以上経っており、その間、私も自分の心を整えるためできることはし、精神的にも少し落ち着きを見せていました。
現実はほぼ家庭内別居状態で事態は改善していませんでしたが、それなりに会話もできていました。
夫は離婚については相変わらず迷っていると言いながらも不倫相手の女性に離婚を強くせまられているようで、私の方に心を戻しかけるとものすごい剣幕で泣いて怒り夫を責め、夜間ずっと電話に付き合わされることになって疲れる、と言いながらそれをどこか嬉しそうに話す夫がいました。
そんな夫を見ながら、そんな面倒くさそうで大変そうな女のどこがいいのか、嬉しいのは今だけで段々面倒になってくるのではないか、と思ったりしていました。
心のなかで相手の女のことを下にみて、自分の優位性を保とうとしている私は、
コトの本質が見えていませんでした。
そうして、2回目のカウンセリングで、ついに気づいてしまうのです。
なぜ、こんなにも私は夫から離婚したいと言われて辛いのか。
夫が不倫していると知って、夫の心を取り戻したいと思うのか。
すべてこの一言で言い表せます。
私のプライドが傷つけられたと思ったから、です。
妻としての私が否定された。
女としての私が否定された。
人としての尊厳が傷つけられたと思った。
不倫相手の女に、妻としても女としても負けたと思った。
私には何を言っても、してもいい人間だと思われた。
それこそが、私がずっと感じていた、”辛い”気持ちの原因だったのです。
カウンセラーの方に指摘された訳ではありません。
話をしているなかで、自分の心が整理され、気づいてしまったのです。
自分の心と向き合う、これぞカウンセラーを利用する本当の意味なのかもしれません。
もちろん、夫への愛情もありました。
でも、この辛い気持ちの奥には、プライドを傷つけられたという思いが強くあることに気づいてしまいました。
だから私は、本当に夫への愛情から再構築がしたいのか、自身のプライドを守るために言っていただけではないのかと思うようになり、もう一度自分自信と向き合うことにして、カウンセリングの次回の予約は2ヶ月後としました。
しかし、結局その2ヶ月の間に自分自身の心を決めることとなり、ほとんど結果報告をしに行くだけという形になりました。
カウンセリングとは、具体的なアドバイスをしてもらうところではなく、自分自身の気持ちを整理し一歩踏み出させるためのサポーターなのでした。