こんにちは!35歳のモモです。
2年前の話になりますが、朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で主人公の永野芽郁さんが劇中で言っていたセリフが未だに忘れられません。
いつかどこかで誰かに言いたいとずっと思っていました。
それは、突然別れて(離婚して)ほしいと告げる夫に対してのセリフ
「死んでくれ」
です。
私は普段朝ドラをほとんど見ないんですが、この時はたまたまチャンネルをNHKにしていたようで、偶然耳に入ってきました。
正直前後のセリフはあんまり記憶にないんですよね。
ただ、このセリフだけははっきりと記憶に残っています。
なぜって?
私もほぼ同時期に夫に似たようなことを言ってしまったからです。
このセリフはその後、賛否両論物議を醸していましたが、私はとても共感できました。
ドラマの離婚したい理由は不倫ではなかったですが、きっと、この脚本家の方は夫や大切な人に実際に裏切られた経験がある、もしくはその気持ちが心から理解できている人だと感じました。
朝から人に向かって「死ね」なんて使うべきじゃないって意見はわかります。
老若男女、色んな人が見るものですから。
でも、実際に夫の裏切りを経験した妻が裏切った夫に向ける感情はあのセリフが現実的で共感する人も少なくないのではと思います。
少なくとも私は、夫に不倫され離婚したいと言われ、どうしても受け入れられなくて、毎日ボロボロに泣いて怒って、自分の気持ちがコントロールできなくて辛かったとき、いっそ夫がこの世から存在がなくなれば諦めがつくのに!と思ってしまい、実際に本人に向かって「いっそ死んでくれたらいいのに」と思わず言ってしまっていました。
口に出してから、言ったことを後悔しました。
どんな状況であれ、人の死を願うようなことをしてしまったと。
正しくないってわかっていても辛くて言葉を飲み込むことができませんでした。
私が逆に夫からこんな言葉を言われたら、「こいつとはもうやっていけない」って思ってしまいそうだ、とも思うくらい重い言葉です。
一度言ってしまった言葉は取り消しができません。
今でも言わなければ良かったなと思う言葉の1つです。
他にも色々と言わなければ良かったと思うことを夫に言ってしまってるんですよね。
大概それらは感情で衝動的に言ってしまったり、LINEを送ってしまったりしたものです。
以前は言ってしまったことに後悔や罪悪感を持ったりもしていましたが、今は、当時の私は辛さから自分の感情をもて余していて仕方がなかったなと醜い自分の心も受け入れています。
何度も「辛い」という言葉を使っていますが、私は一体何が原因で「辛い」と感じていたのか、この頃の私は自分でわかっていませんでした。
初めは、離婚したいと言われたこと、不倫されたこと、信じていたのに裏切られたこと、が原因で辛いのだと思っていましたがどうやら根本は違っていたようです。
このことに気づいたとき、よくも悪くも前を向けるようになりました。